【株価予想】沖縄セルラー電話2026.3期

沖縄セルラー電話

理論株価計算の流れ

以下の流れで将来のEPSと妥当なPERを仮定し、最終的にEPS×PERで理論株価を求めていきます。投資するとき/売却するときの価値基準として理論株価を使用することで、メンタルに左右されない取引が可能になります。

私の理論株価計算の流れ
STEP①売上高成長率を仮定する
STEP②変動費と固定費を概算する
STEP③コストの先行きを予想する
STEP④5年後の利益を計算する
STEP⑤妥当なPERを検討する
STEP⑥5年後の理論株価を計算する
STEP⑦期待リターンを計算する

各工程の詳細は以下の記事で説明しています。

STEP①売上高成長率を仮定する

【(9436)沖縄セルラー電話】(2021.3期)
成長余地①モバイル・FTTH
②新規事業(auでんき)
①少ない
②まだまだ
ストックKPI成長率①モバイル契約数
②FTTH契約数
③auでんき
①3.5%(長期平均)
②10%(長期平均)
③3倍(前年比)
【補足】各成長率は鈍化するする前提で保守的に予想しました。
①モバイル契約数→5年後までの年平均成長率は2.5%
②FTTH契約数→5年後までの年平均成長率は4%
③auでんき→5年後までの年平均成長率は20%

STEP②変動費と固定費を概算する

アサックスは非連結なので、比較的簡単に詳細な費用科目が分かります。

変動費と固定費に分類する

以下のように分類しました。

【固定費】1,015M
広告宣伝費169M
租税公課150M
減価償却費34M
人件費(給与手当・賞与・賞与引当金繰入・退職給付費用)507M
役員報酬/退職慰労引当金繰入額155M
【変動費】781M
営業費用1,796Mから、上記固定費1,015Mを除いた781M
→売上高5,910Mなので変動費率13.2%

STEP③コストの先行きを予想する

【変動費率】
2022.3~2026.3:12~14%
【固定費】
広告宣伝費・租税公課の増加
→固定費8~12M/年増加

STEP④5年後の利益を計算する

【前提条件】(ここまでの整理)
・STEP①売上高成長率
2021.3:5,910M(非連結)
2022.3~2026.3:
「営業貸付金利息」の成長率は0~5%と予想。
「手数料収入・その他」は+50~70M/年と予想。
・STEP③コストの先行き
変動費率
2026.3:12~14%(非連結)
固定費
2021.3:1,015M
2026.3:1,055~1,075M(非連結)
営業利益
2026.3:4,221~5,570M

簡略化し、営業利益の増加と比例してEPSが増加すると考えます。

2021.3EPS 81.3(営業利益4,114M)
2026.3EPS 83.4~110.1(営業利益4,221~5,570M)

STEP⑤妥当なPERを検討する

以下グラフの見方
・株価:2009.12=1
・EPS:2009.12=1
・PER:2021.3のPER=2021.3株価/2021.3予想EPS
過去平均PERは7倍となり、これを妥当な水準と考えます。

STEP⑥5年後の株価を計算する

STEP④5年後利益→2026.3EPS 83.4~110.1
STEP⑤妥当なPER→7

5年後株価:598~762円

 

STEP⑦期待リターンを計算する

2021年4月30日終値685円を基準とすると、
・(762/685)^(1/5)-1=2.2%
・(598/685)^(1/5)-1=-2.7%
※「^(1/5)」は年率何%成長かを求める計算です。

まとめ

結局上記の計算の場合、現在の株価685円で投資すると、5年後の理論株価は598~762円になり、年率の期待リターンでは-2.7~2.2%になることが導かれました。
しかし、売上高成長率をもっと高めに設定したり、コスト構造を再検討することで、違った結論になります。
ここの「微妙な調整」は、仮説検証を繰り返す中で少しずつ精度を高めていく必要があります。

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