【株価予想】LITALICO2026.3期

LITALICO

理論株価計算の流れ

以下の流れで将来のEPSと妥当なPERを仮定し、最終的にEPS×PERで理論株価を求めていきます。投資するとき/売却するときの価値基準として理論株価を使用することで、メンタルに左右されない取引が可能になります。

私の理論株価計算の流れ
STEP①売上高成長率を仮定する
STEP②変動費と固定費を概算する
STEP③コストの先行きを予想する
STEP④5年後の利益を計算する
STEP⑤妥当なPERを検討する
STEP⑥5年後の理論株価を計算する
STEP⑦期待リターンを計算する

各工程の詳細は以下の記事で説明しています。

STEP①売上高成長率を仮定する

【(7366)LITALICO】(2021.3期)
成長余地18歳~ 障害者数
897万人
【現状】LITALICOワークス
就職者数1,302名
ストックKPI成長率拠点数【現状】+9.0%
(2021.3期以降予想、年平均成長率)
KPI成長率9%に加え、拠点あたりの売上高増加率を+2%(平均では3%)より、売上高成長率は9~13%と仮定。

STEP②変動費と固定費を概算する

▽2021.3期有価証券報告書より
連結だと詳細が分からないので単体

変動費と固定費に分類する

以下のように分類しました。(単体)

【変動費】657M
・売上原価(固定費※を控除)=657M
※売上原価9,606M
※労務費7,752M、減価償却費288M、地代家賃909M
→売上高14,884Mなので変動費率4.4%
【固定費】12,373M
固定費=売上高-変動費-営業利益
=14,884M-657M-1,854M
=12,373M
→単体売上高14,884M→連結売上高16,133Mより、固定費は単体12,373→連結13,411と仮定
変動費率は6.4%

STEP③コストの先行きを予想する

【変動費率】
2021.3期=6.4%。長期的に低下傾向なので、今後5年間は5.4~6.4%と仮定
【固定費】
・人件費:900~1100M/年増加
・地代家賃他:260~340M/年増加

STEP④5年後の利益を計算する

【前提条件】(ここまでの整理)
・STEP①売上高成長率
2022.3~2026.3期:9~13%成長
→2026.3期:24,823~29,724M
・STEP③コストの先行き
変動費率
5.4~6.4%
固定費
1,160~1,440M/年増加
営業利益
2021.3:1,690M
2026.3:2,623~8,908M
簡略化し、営業利益の増加と比例してEPSが増加すると考えます。
2021.3EPS 53.2(営業利益1,690M)
※実際は2021.3EPS 39.6だが、法人税率が一時的に上昇していると判断。
法人税率=33.3%とすると
当期純利益=940M(実際は700M)
→39.6×940/700=53.2
2026.3EPS 82.6~280.4 (営業利益2,623~8,908M)

STEP⑤妥当なPERを検討する

過去平均PERは、2021.4のテクニカル上場後の実績が不足しているので、ウェルビー同様以下の方法で仮定
→EPS成長率予想は+28%なので、PER38

STEP⑥5年後の株価を計算する

STEP④5年後利益→2026.3 EPS82.6~280.4
STEP⑤妥当なPER→38

5年後株価:3,110~10,490円

STEP⑦期待リターンを計算する

2021年7月9日終値5,240円を基準とすると、
・(10,490/5,240)^(1/5)-1=-9.9%
・(3,110/5,240)^(1/5)-1=14.9%
※「^(1/5)」は年率何%成長かを求める計算です。

まとめ

結局上記の計算の場合、現在の株価5,240円で投資すると、5年後の理論株価は3,110~10,490円になり、年率の期待リターンでは-9.9~14.9%になることが導かれました。
しかし、売上高成長率をもっと高めに設定したり、コスト構造を再検討することで、違った結論になります。
ここの「微妙な調整」は、仮説検証を繰り返す中で少しずつ精度を高めていく必要があります。

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