【株価予想】ウェルビー2026.3期

ウェルビー

理論株価計算の流れ

以下の流れで将来のEPSと妥当なPERを仮定し、最終的にEPS×PERで理論株価を求めていきます。投資するとき/売却するときの価値基準として理論株価を使用することで、メンタルに左右されない取引が可能になります。

私の理論株価計算の流れ
STEP①売上高成長率を仮定する
STEP②変動費と固定費を概算する
STEP③コストの先行きを予想する
STEP④5年後の利益を計算する
STEP⑤妥当なPERを検討する
STEP⑥5年後の理論株価を計算する
STEP⑦期待リターンを計算する

各工程の詳細は以下の記事で説明しています。

STEP①売上高成長率を仮定する

【(6556)ウェルビー】(2021.3期)
成長余地20-65歳 精神障害者数
2,171千人
【現状】就労移行支援サービス
契約者数2,062名(P.27)
ストックKPI成長率拠点数【現状】+11.0%
(2021.3期以降予想、年平均成長率)
KPI成長率11%に加え、拠点あたりの売上高増加率を+3%(平均では5%)より、売上高成長率は12~16%と仮定。

STEP②変動費と固定費を概算する

▽2021.3期決算説明会資料より(連結は有価証券報告書より詳しい)

変動費と固定費に分類する

以下のように分類しました。(連結)

【変動費】983M
・消耗品費(売上原価)=380M
・支払手数料(売上原価)=130M
・売上原価(その他固定費も控除)=473M
→売上高8,176Mなので変動費率12.0%
【固定費】5,156M
固定費=売上高-変動費-営業利益
=8,176M-983M-2,037M
=5,156M

STEP③コストの先行きを予想する

【変動費率】
2017.3-2021.3期を基準に、今後5年間は11~13%と仮定
【固定費】
・人件費:570~690M/年増加
・地代家賃他:150~190M/年増加

STEP④5年後の利益を計算する

【前提条件】(ここまでの整理)
・STEP①売上高成長率
2022.3~2026.3期:12~16%成長
→2026.3期:14,409~17,172M
・STEP③コストの先行き
変動費率
11~13%
固定費
720~880M/年増加
営業利益
2021.3:2,037M
2026.3:2,980~6,527M
簡略化し、営業利益の増加と比例してEPSが増加すると考えます。
2021.3EPS 53.9(営業利益2,037M)
2026.3EPS 78.8~172.7(営業利益2,980~6,527M)

STEP⑤妥当なPERを検討する

以下グラフの見方
・株価:2017.10=1
・EPS:2017.10=1
・PER:2021.3のPER=2021.3株価/2021.3予想EPS
過去平均PERは39倍だが、低下傾向であることを踏まえ、28※を妥当な水準と考えます。
※EPS成長率予想は+18%なので、PER28

STEP⑥5年後の株価を計算する

STEP④5年後利益→2026.3 EPS 78.8~172.7
STEP⑤妥当なPER→28

5年後株価:2,218~4,793円

STEP⑦期待リターンを計算する

2021年7月9日終値1,357円を基準とすると、
・(4,793/1,357)^(1/5)-1=10.3%
・(2,218/1,357)^(1/5)-1=28.7%
※「^(1/5)」は年率何%成長かを求める計算です。

まとめ

結局上記の計算の場合、現在の株価1,357円で投資すると、5年後の理論株価は2,218~4,793円になり、年率の期待リターンでは10.3~28.7%になることが導かれました。
しかし、売上高成長率をもっと高めに設定したり、コスト構造を再検討することで、違った結論になります。
ここの「微妙な調整」は、仮説検証を繰り返す中で少しずつ精度を高めていく必要があります。

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