【決算分析】チャーム・ケア・コーポレーション2020.6期

チャーム・ケア・コーポレーション

基本情報

近畿・首都圏で介護付き有料老人ホーム展開。高価格帯に重点。土地建物賃借の運営中心(ヤフーファイナンス)

仮説検証

チャーム・ケア・コーポレーション2020.6期決算発表を踏まえ、仮説検証します。

【仮説】(2019.6期時点)

(今回フォロー開始のため、なし)

【検証】(2020.6期時点)

 

(今回フォロー開始のため、なし)
≪指標≫2019.6期2020.6期増減率
居室数3,5924,00211.4%

決算概要

【BS】貸借対照表

 

規模
7,946M→23,979Mと、9年前比3倍。
資産
・有形固定資産(ホーム)、投資その他資産(金銭信託、差入保証金)が多い。
負債・純資産
・自己資本比率は上昇。

【PL】損益計算書

収入
・居室数積上げに伴い、売上高は9年前比4.9倍。
支出
・売上原価は5.4倍、販管費は4.1倍弱で、利益率は低下。
・給料・手当は4.1倍強(正社員+平均臨時雇用人員:502人→1,828人で3.6倍)
・租税公課は6.7倍、支払手数料は7.6倍。

【CF】キャッシュフロー計算書 


(比較対象)

残高 一進一退
イン 税引前当期純利益、減価償却費、前受収益が多くを占める。
アウト 法人税等、有形固定資産、差入保証金、金銭信託取得、長期借入金が多くを占める。

以下の定量分析の各指標についてはこちらを参照ください。

定量分析①(過去の収益性)


収益力はもう少しで監視基準。

定量分析②(将来の収益性)

FCF(フリーキャッシュフロー)


投資負担は安定して営業CFの範囲内。

会計発生高


会計発生高はマイナス。

ROA

ROAは改善傾向。
→総資本回転率、売上高営業利益率ともに改善傾向。

定性分析

市場の成長性が説明できるか

緩やかに市場は拡大。
(2021年6月期2Q決算説明資料より)

競争優位性が説明できるか

高収益かつ参入障壁の高い「介護付有料老人ホーム」に特化。

(2021年6月期2Q決算説明資料より)

その会社の成長サイクルが説明できるか

調査中

まとめ

最後に、それぞれの分析結果についてまとめます。 以下の通り、おおよそ優良な株であることは分かりましたが、投資するには割安度の視点も必要なので改めて別記事で考え方をまとめます。
STEP①定量分析(過去の収益性)
指標基準◎基準〇当社評価
売上高粗利益率40%20%18%×
売上高営業利益率20%10%9.7%
売上高当期純利益率10%5%6%
ROA(営業利益ベース)10%5%8%
STEP②定量分析(将来の収益性)
切り口基準◎基準〇当社評価
FCF(フリーキャッシュフロー)安定してプラス大体プラス安定してプラス
会計発生高安定してマイナス大体マイナス安定してマイナス
ROA上昇維持上昇
STEP③定性分析
切り口判断
市場の成長性が説明できるかできる
競争優位性が説明できるかできる
その会社の成長サイクルが説明できるかできない

 

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